得るは捨つるにあり、と言うが ~歴オタの自学自習~

2013年11月27日

本日のブログ担当:タカラ
 

20131127 本棚_02.JPG
捨てられたら苦労はしないんだけど・・・
どうしたらいいかなぁ。
 
と、自宅本棚(右画像参照)および
段ボールの前で
タイトルから一行目までの悩みを
毎年反復しております。
 
 
こんにちは、本日ブログを担当させて
いただきますタカラです。
 
クローゼットを前にして上記の悩みに
煩わされたことはありません。
 
毎年、増えて、処分に悩むのは、私の場合
本だけです。
嗚呼、今年もどうしよう。
 
そもそも、手元になければ捨てられないのです。
得なければ、捨てられないのです。
 
これも毎年、この時期、必ず、思います。
お察しの通り、思うだけで処分できないから悩みは継続します。
 
――――――――――
 
この本は、図書館に行けばあるけど
私にとって頓服の精神安定剤だから
手元に置いておかねば。
 
このマンガは、もう書店で見かけないから
手元に置いておかねば。
 
この歴史小説も、図書館に置いてあるけれど
最近書店に並んでいるのは
新しい装丁の版だけだから、この版は
手元に置いておかねば。
 
この童話は、図書館で出会えるし
今も書店に置いてあるけれど
表紙の使いこんだ感じがたまらないから
手元に置いておかねば。
 
このシリーズは、最終巻が特にたまらないのだけれど
途中のストーリィを忘れてしまっては
たのしめないから、全巻置いておかねば。
 
      この本は、正直余り面白くなかったのだけれど
お世話になったあの人がくれた、ということが重要だから
手元に置いておかねば。                    
 
 
嗚呼、もし頭の中に一言一句好きな本を
収納できたら、きっと私の部屋は
とても広くなるだろうに。
 
手放せないばっかりに、私は広い部屋を得ることができません。
広いスペースが欲しい、と思っているにも拘らず。
 
――――――――――
 
一度得なければ、捨てられない。
そこで、そのものから『何か』を得たら、捨てられる。
 
それは、精神的安定であったり、喜びであったり、思い出であったり、
モノの所有に左右されない、私自身に何かがプラスアルファされなければ、
捨てられないのです。
 
捨てることで得られるのではなく、捨てることが得ることなのだ。
捨てることは、「もう大丈夫」という太鼓判を自分に押すことなのだ。
 
 
毎年、大掃除の時期に途方に暮れながら
私は太鼓判を押せない自分と年を越しています。
 
 
さて、今年は何かひとつ、捨てられるだろうか。
 
 
"そうだな。何でも自分のものにして、
 持って帰ろうとすると、難しいものなんだよ。
 ぼくは、見るだけにしてるんだ。
 そして、立ち去るときには、
 それを頭の中へしまっておくのさ"
 
 byスナフキン  『ムーミン谷の彗星』より引用
 
 
――――――――――
 
スナフキン、頭の中に浮かんだ考えをまとめるには
 "罫線がないノート" を使うのがいいそうですよ。
 
[ファンタスティック☆ ~たまごっちのグッジョブ引き出し 成長記 CDA編~]
http://alphatec-co.com/blog/2013/09/-cda-5.html
※スタッフブログ 2013年9月27日エントリー

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