リフレーミング ~歴オタの自学自習~
2013年10月04日
本日のブログ担当:タカラ
弊社スタッフブログへのご訪問ありがとうございます。
今しばらくお付き合いいただけると幸いです。
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煮詰まった。
そんな時、貴方はどうなさいますか。
私はとりあえず 吉屋信子 『徳川の夫人たち』 を
手に取ります。
解決策が載っている訳ではありません。
他にも好きな作品はたくさんあります。
なのに、なぜか私はいつもこの作品を手にとってしまいます。
テレビドラマ『大奥』で瀬戸朝香さんが演じた
お万の方、と言うと「お、知ってる!」という方も
いらっしゃるでしょうか。
比丘尼寺を継いだ伊勢の慶光院院主が
継目御礼で江戸に上がったとき、
時の将軍・徳川家光の目に留まり
(有体に言えば一目惚れされ)
還俗を強いられた後、大奥でたくましく生きていく話です。
あぁ!
あらすじだけ書いてもまったく魅力が伝わりません。
私の筆の拙さであらすじを書くことも畏れ多い。
どうか皆様、一度ご覧ください。
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作中、美しく胸揺さぶられるシーンに
いくつも出会いますが、
その内のひとつに大奥に入る日があります。
「伊勢から江戸までの道のりは此処(大奥)に
つながっていたのだ。
ならばこの運命を逆手に強く生きてゆこう」と
お万の方は決意されるのです。
――――――――――
『リフレーミング』という言葉があります。
ある枠組み(フレーム)で捕らえられている物事を
別の視点から見ることです。
お財布に300円しかない と言うか
お財布に300円も残ってる と言うか
だいぶイメージが違いますよね。
ポイントは お財布の中身が300円 という事実に
何ら変わりはないということです。
お万の方にも大奥に入る道しか残されていませんでした。
立派な比丘尼寺を継いだばかり、
世の人を救済しようと志に燃える尼君に
それはどれほど辛いことだったか・・・。
けれど、彼女は 大奥に入る という事実から
逃げることなく、「逆手にとってたくましく生きてゆこう」、
そういう道を自分は試されている、とリフレーミングしました。
環境というフレーム、自分の考え方というフレーム、
人はいつも沢山のフレームに囲まれています。
まず変えられるのは自分のフレームなんでしょうね。
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煮詰まったとき、お万の方に会いたくなるのは
読んでいるだけで気持ちが華やぐほど
彼女が可憐で美しく、
しかもリフレーミング上手だからかもしれません。
そうそう。
そういえば、かつて私のカラオケ友達がこんなことを言いました。
「土砂降りはいい。道路で歌っていても誰も気づかないもの」
以来、私は土砂降りもちょっとはたのしめます。
本の世界にも現実世界にも
リフレーミング上手はたくさんいるようです。
あなたの周りのリフレーミング上手、今日から探してみませんか?
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★うちの職場にもいます!リフレーミング上手
↓
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