依存症
2015年06月17日
本日の担当:たかた
先日 例の覚せい剤で罰を受けた田代まさし氏のその後についてインタビュー記事を見まして、
大変印象に残ったのでご紹介したいと思います。
>覚醒剤をやる人ってよく「軽い気持ちで」というけど、
最初に覚醒剤をやったときは全然ハマらないから「こんなもんか」で終わっていた。
自分では「オレほど体にクスリが合う人間はいない」と思っていたほどでした。
でも、だんだん快感の反動の苦しみから逃れるためにやるようになったんです。
「ダルク」(薬物依存者のための民間リハビリ施設)のプログラムで教わるのは
「今日一日だけクスリをやめよう」ということ。
08年にマスコミの前で「もう大丈夫、やめました」と言ったときは、
自分の意志と根性でやめるものだと思ってたけど、
今は「本当にクスリやめたんですか」と聞かれたら「いや、お約束できない」と言えるようになった。
今日も一日やらないで済んだ、その積み重ねしかないと気付きました。
依存症というのは摂取する快感物質が原因なのですが、
実際に厄介なのは”行動記憶”だそうです。
飲酒や喫煙、薬物摂取の行動と快感が脳の中で直接結びついて
その行動そのものをやめられなくなるというものです。
つまり薬が抜けてもなお、摂取した時の快感が忘れられず
またその行動を繰り返してしまうのです。
覚せい剤の再犯率の高さを持ち出すまでもなく
タバコがなかなかやめられないのはそのためと言われます。
ですので依存症というのは薬物に限りません。
ギャンブルやゲームでも、脳が快感を感じることはすべて
やりすぎると依存症になります。
そして依存症は一度なったら二度と回復しない病気と言われていて、
対処方法は前記の田代氏のように、
1日1日忌避していく努力を死ぬまで続けるしかないのです。
かねてよりカジノ解禁が論議されていますが、
以上のようなことをくれぐれも軽く考えないで議論が進められることを願っています。
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