本で寄付
2015年06月01日
本日の担当:タカラ
タイトルを声に出したら、ポン・デ・●ングを食べたくなりました。音とは妙なるものです。
本題。
五月晴れと、梅雨どきはなぜか大掃除をしたくなります。
前者は洗濯物がカラリと乾くから。後者は否応なく家にいなくてはいけないから。自宅大好きな
インドア派なので掃除や片付けは望むところ。
しかし、なぜかいつまで経っても本棚だけは片付きません。理由はカンタン。増えるから。
図書館から借りる本が常に本棚に5冊はあり(多いときは12~15冊くらいある)、マンガや雑誌は
借りられないので買っており、検定や試験のテキストもやっぱり買っており。
そして、増えるのに比して減るのは遅いのであります。
そんなこんなで、常日頃の片付けでは本棚の整理整頓は追いつかず、大掃除のときにエイヤッと
やっております。
年に2~3回はやっています。
今までは売る・捨てるというコマンドしか使えませんでしたが、最近「寄付する」
という選択肢が増えました。
本で寄付する・本を寄付することをご検討の方の一助になれば幸いです。
チャリボン【古本がNPO・NGOへの寄付・募金となる新しいしくみ】
私ごとですが、何回かの本棚整理で会得(?)したやり方をご紹介。
本棚整理の際には段ボールを2つ用意しております。
仮にこの段ボールの一方をX、他方をYと名付けます。
整理の最中に寄付しよう(手放そう)と思う本をXに放りこみます。
どんどんどんどん放り込みます。
しかし、やっぱり手元に置いておこうと思いなおすこともあります。
その場合は、本棚に戻さず、Yに放り込みます。
何日かXとYの間を本が飛び交い、2週間~1ヶ月後にようやくXに入っている本を寄付します。
Yに入っていた本は、本棚に戻します。
これはつまり、「絶対残す(本棚)」と「手放す(X)」以外に「検討中(Y)」
という第3の選択肢を自分に与えている状態です。
Yがあるおかげで、本棚の中には『絶対残すゾ』と決めた本だけになります。
これらについてはもう考えなくていい訳です。
本棚の中に”絶対残す”と”検討中”が混じっていると遅々として進みません。
寄付するかしないかで悩む時、Yという中間の存在があると凄く楽です。
以上、完全に私見でした。
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ところで、本棚整理から少し反れますが、大好きな小説の中にこんな箇所があります。
“閨(ねや)に召される女人に不自由のない彼に、彼女をいつまでも永久に倦くことなき新鮮な
恋愛の情緒の対象として置くことは、彼女の望む閨房からの解放ではないか―彼をおぼれさせる
彼女との夜への未練は尽きるところを知らぬ思いではあったが……。
諸大名を圧する気魄ある家光も、お万の方には、まったく悩まされる……。”
(吉屋信子『徳川の夫人たち』より)
この一節を読みながら、ふと、私をおぼれさせる本(作品)に新鮮な情緒を持ち続けるために、
私の本棚から解放するのもありなんだろうか、と思った次第であります。
私にとって本棚は、精神安定剤のつまった薬箱であり、寵姫がひしめく後宮にも等しいところなのです。
画像出典 www.amazon.co.jp
商品紹介ページ http://goo.gl/ln8Gfr
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