就活の役に立たぬ本などないのです!【りこうなおきさき】

2015年04月27日

本日の担当:タカラ

 

本日もスタッフブログにお越しいただきありがとうございます。

今回はひらめきで王様を補佐する可憐なお妃様の絵本をご紹介♪

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りこうなおきさき.jpg

 

立原えりか文、いわさきちひろ 絵 『りこうなおきさき』

画像出典 www.amazon.co.jp

 

いわさきちひろの描いた表紙。

可愛らしくも凛としたお妃様に惹かれて思わず手にとった一冊です。

(だって手を伸ばさずにいられないほど可愛かったんですもの!!!@図書館)

 

ちょっとおバカな王様と、難題を仰せつけられた大臣と、利口な大臣の娘。

この大臣の娘が王様に見染められてお妃様になります。

『ヘルガの持参金』と同じく、女の子に読んでほしい一冊!

 

お妃様の“利口”は、“かしこい(賢い)”や“知恵がある”、“機転が利く”と言い変えられます。

また「王様に、どういう風に言えば伝わるか」という“工夫”を凝らす点もお妃様の利口さの表れです。

 

   ところで “かしこまる” という言葉がありますよね。

 

お客様の注文に「かしこまりました」と応えたり、

目上の人に「かしこまらずに楽になさい」と言われたりしたことがありませんか。

 

これを漢字に直すと“畏まる”

“畏敬(いけい)”という言葉にも使われるように

目上の人や、身分の高い人、そして神様のような人智を超えた存在を

おそれ(畏れ)敬うことを意味します。

 

ジブリの『もののけ姫』の冒頭で、アシタカに射倒されたタタリ神に

巫女のおばあさんが唱える「かしこみかしこみたてまつり(畏み畏み奉り…)」にも入っていますね。

 

人智を超えた存在をおそ(畏・恐)れる。かしこまる。

それが、「おそろしいほど明察の力がある」と転じて“賢い”という言葉につながったそうです。

 

賢いお妃様は、きっと広く愛されて、国民は喜んで畏れ敬ったでしょうね。

将来、後輩や部下ができたときにもこの本を思い出しそうです。

 

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☆参考URL☆

 

↓あらすじが簡潔でわかりやすい(^^)

[講談社BOOK倶楽部]へ 

 http://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784062667869

[『ヘルガの持参金』(当社ブログ)]へ 

 http://alphatec-co.com/blog/2015/04/post-388.html

[Amazon - 該当商品のページ]へ http://goo.gl/A6IEL5

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