視聴者から見る映像の本質はいかに
2015年03月06日
本日の担当;たかた
NHK大河ドラマが苦戦しているようです。
理由は主人公が吉田松陰の妹ということで地味だから、というのがもっぱらです。
それもあるかもしれませんが、私が思うに最も大きい理由は映像の汚さにあると思います。
以前「平清盛」で映像の汚さが問題になりましたが、
あれ以来多少は改善されたもののやっぱり相変わらず汚い映像が続いています。
NHKの言では芸術性を重視しているとのことですが、
芸術的といったって汚いものは汚く感じるのです。
特に中高年の人は非常に目が疲れると思います。
うちの家内も最近の大河ドラマは目が疲れるので見たくないそうです。
ですので、中高年の視聴者が軒並み離れてしまっているのだろうと思います。
NHKは若い年代をターゲットにしていると言っていますが、
若い人だってテレビ映像は美しいほうがいいはずなのです。
かつてデジタル放送に移行したばかりの時期に放送された「篤姫」は
デジタル放送の美しさをアピールする狙いもあったのか、
原色の美しさを余すところなく表現していただけでなく
廊下の艶などデリケートな部分も大変な美しさでした。
だからこそ「篤姫」は主人公が地味であったにもかかわらず視聴率が高かったのだと思います。
その点よく心得ているのが韓国ドラマです。
特に韓国の歴史ドラマはこれでもかと言わんばかりにきんきらきんで、
本当にこうだったのか?、と時代考証を疑ってしまうほどの美しさです。
それが突然「平清盛」で無残なほど汚くなってしまいました。
あまりの汚さに清盛ゆかりのご当地の知事さんだったか市長さんだったかが、
公然と文句を言ったのは納得できます。
なんでまたこんなに・・・と多くの人は思ったことでしょう。
NHKとしては正確な時代考証を踏まえてのことと芸術性を追求した結果だと言っていましたが、
私はもっと意地悪な見方をしておりまして、これは出演女優対策であるとみています。
一時期、ハイビジョン映像のあまりの精細さゆえに、
出演女優の肌のきめが露骨にあらわれてしまい、そのうえやたらドアップにするので、
出演女優が出るのを嫌がったというような記事を見たことがありますが、
それを配慮して「芸術性」の名のもとに映像を粗く曖昧にしたのではないかと想像しているのですが・・・。
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