就活の役に立たぬ本などないのです! ~『のぼうの城』~

2015年02月10日

本日の担当:タカラ

 

本日も弊社スタッフブログにお越しいただきありがとうございます。

池口龍法、竜馬がゆく、と来て今回は和田竜『のぼうの城』をご案内します。

狙った訳ではなかったのですが、結果として竜(龍)で繋がりました。

 

野村萬斎さんが主役を演じた映画をご覧になった方もいらっしゃるでしょう。

殿さまの親戚なのに、領民から「のぼう様」と呼ばれて愛されているなんて

美味し過ぎるキャラ設定です。

 

領民の(デクノボウ→縮めてノボウ→一応敬称つけとくか→「のぼう様」)という

思考回路が丸見えです。こんな扱いですが、いや、こんな扱いをされるほど

愛されまくっています。

 

他のキャラクターもそれぞれに特徴があって非常に面白く読める

時代小説でした。

 

のぼうの城下.jpg

のぼうの城上.jpg

 

 

 

 

 

 

和田竜『のぼうの城』上下巻表紙。

青い方が「のぼう様」こと忍城の成田長親(ナガチカ)。

赤い方が石田三成。オノ・ナツメさんの絵も素敵♪

 

仕事でも家族・親戚間でも、共同作業が必要なのに

イマイチみんなのモチベーションが上がらないこと、ありませんか?

仕事だとプロジェクトが進まないとか、いつまでも会議ばかりやっているとか、

皆さん一度は出遭ったシチュエーションではないでしょうか。

 

戦いを拒否する領民たち、そのまとめ役・たへえ(映画では前田吟さんでした)に

「のぼう様が戦うと言ったのなら、仕方ねえなー!皆、やるぞ!」と言わせた

長親の魅力、真似ぶ(まねぶ)価値ありです。

でくのぼうの中に潜む名将に胸が熱くなること請け合いです。

 

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☆参考URL☆

[小学館HP]

http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784094085518

[のぼうの城- Wikipedia] http://urx2.nu/gjUz

 

※映画は戦闘シーン・流血シーンもあるので、苦手な方は避けてください。

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