トラブル時の対応について

2015年01月14日

本日の担当:たかた

 

多数の顧客の個人情報が流出したベネッセコーポレーションに対する損害賠償訴訟が、

同種の訴訟としては異例の規模に拡大しているそうです。

 

この問題が発覚した当初、ベネッセは速やかに過去の判例に基づいて、

500円分の金券を「おわび」として提供することを決定しました。

 

しかしベネッセは早まったのではないかと思います。

 

まるで交通事故の処理のように措置があまりにも速やか過ぎて

誠意が感じられないと思った人は多かったのではないでしょうか。

 

「費用対効果から考えてどうせ訴訟を起こす人はほとんどいないはず」と考えていることは明白で、

それが今回の規模拡大につながっている原因と思われます。

 

結論を出す前にもっと何かできなかったのかな、と考えさせられます。

 

危機管理の方法を一歩間違えるとますます危機は深まるばかり、

という教訓を改めて胸に刻んだニュースでした。

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