・・・であればその採用は再考されたほうがよろしいかと~転職者のモノローグ 7章
2014年11月28日
本日の担当:鬼退治
前回は、採用者の実務に関わる人について考えましたが、採用に関わる人は
人事や総務の担当者だけではありません。
むしろ直接採用に携わる担当よりも、それ以外の人の関わりが大事です。
採用実務を担当する人は所管の担当業務としての責任や応募者と直接
コンタクトを持つ心理的要素、社の評判自身の評価に直結することから
採用担当は、よりセンシティブになります。
直接的に採用の実務を担当しない人で採用は人事、総務の仕事という
偏狭な意識は採用に良い影響は与えません。
ここで問題提起しているのは社員全員が自身の仕事はさておき採用の
実務を分担するという話ではありません。
以前から述べている採用・育成は組織を変革する契機となること、事業を
構築すること、組織の行為、思考を検証、改善実行することと同義として
扱ってきました。
だとすれば私には組織変革は関係ありません。
事業を構築することは担当外です。
組織としての行為は私一人くらい考えなくても影響はありません。
などと言えるでしょうか。
しかしながら、このようなことはよく散見されるのです。
具体的には営業が分かり易い例として営業は営業職が顧客に接触して
提案すること、販売、契約することだけが営業ではないはずです。
少なくとも顧客はそうは見ていません。
顧客からの電話を営業に取り次ぐことも営業です。
経理が請求書を発行することも営業です。顧客が予期せず立ち寄り応対
することも営業です。
仮に感情安定性の低い横柄な人が今述べたことを対応した時に顧客から
の印象が悪くなっても直接営業職ではありませんと言えるでしょうか。
採用も同じです。
経営において重要な局面である採用にその組織に属する人で関係ない
人はいません。
外部目線で内部を見て気づくことはあるはずでそれに気づかない人は
かなり感度が鈍い人です。
これをきっかけに外部に対しての対応を見直してみるとか、清掃を外部
から見て行き届いているのかを見直してみるとか出来ることは沢山ある
はずです。
特に若い層はいわゆる大人の欺瞞やまやかしに敏感です。
合説での説明ではきれいな言葉と魅力を並べ立てているものの、会社訪問を
して愕然とすることもよくあります。
合説で話していた我が社の求める人材像からかけ離れたあいさつも出来ない
くたびれた管理職のような人、苦虫をつぶしたような表情の辛気臭い風体の中高年。
その場面に遭遇した学生はこう思うのでしょう。
「こういう人とは一緒に働けないな」と。.
組織の中で採用に担当任せで採用に関心のない人がいるのであればその採用は
再考されたほうがよろしいかと。
最新の記事
-
2015年07月14日
-
2015年07月13日
-
2015年07月10日
-
2015年07月09日
-
2015年07月08日
月別アーカイブ
- 2015年7月(10)
- 2015年6月(23)
- 2015年5月(18)
- 2015年4月(21)
- 2015年3月(22)
- 2015年2月(19)
- 2015年1月(19)
- 2014年12月(19)
- 2014年11月(19)
- 2014年10月(22)
- 2014年9月(20)
- 2014年8月(16)
- 2014年7月(23)
- 2014年6月(21)
- 2014年5月(20)
- 2014年4月(18)
- 2014年3月(30)
- 2014年2月(27)
- 2014年1月(19)
- 2013年12月(10)
- 2013年11月(18)
- 2013年10月(20)
- 2013年9月(17)
- 2013年8月(9)
- 2013年5月(1)
- 2013年4月(16)
- 2012年10月(7)
- 2012年9月(3)
- 2011年12月(6)
- 2011年11月(9)
- 2011年10月(2)