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・・・であればその採用は再考されたほうがよろしいかと~転職者のモノローグ 5章

2014年11月26日

本日の担当:鬼退治
 
組織の活動において、採用はどのように考えられているのでしょうか。
他の経営活動と比べて序列があり、優先度は低いのか、活動を
支える思考、発想が違うのか等々、日常の中では組織の中の採用
という活動自体を意識して考えることは少ないように思いますが、
組織活動の中での採用を点検してみると、あらゆる課題を考える
契機となります。
そのために他の経営活動との同質性に焦点を絞り同じ位置で
考えた方が発展的になるのではないかと思います。
採用の現象は狭義的に、かつ単純化して言えば効果的に市場へ
情報発信を行い、人材を組織に迎い入れる所で一旦の結びを
得ます。
組織の営業活動でも市場へ効果的に発信することは同様です。
しかしながら、その活動の質は明らかに違いがあります。
ここで問題としているのは予算やそこに関わる人数や産み出す
現物が違うことを前提としての問題設定であり、同じ市場に
属する層に対して即時的に果実を産み出さないからといえ対応に
差があってよいのかということと、将来にわたり果実を産み出す
機会を創りだすのも採用だからこそ同質と言えるのです。
特に採用の中に選考というプロセスがありますが、選考対象
となる応募者である一方でその選考という場を離れれば顧客
になるのです。
一連のプロセスにも不備があると市場に戻りその様を詳細に
評価し、拡散させていくのです。
 
これは通常の営業活動にもあることで、組織の評価、価値を
高めるために様々な方策が採られていますが、採用活動にも
その徹底さは必要であり、採用の過程で応募者を見極めて
いるよりも、さらに上段から見極められているという視点を
持った方が自然であるのです。
 
だからといって、採用や応募者に過剰に敏感になるということ
ではなく、営業活動やサービスの良い部分を適用し、妥当な
実務を粛々と遅滞なく遂行するだけでも安心するのです。
また、新卒、中途採用にも対応の差がありことも見られます。
新卒採用は儀礼的にフォーマット通りに振舞いますが、中途採用は
完全に自社フォーマットになる為きちんと出来ないようなこともあります。
求職者としての市場は同じです。
新卒採用では選考結果を迅速に意思表示しても、中途採用では
対応が疎かになったりします。
 
その逆もあり、新卒採用で使用している適性試験をそのまま、
使用するなど応募者も扱われ方に敏感に反応するのです。
この反応は市場に存在する顧客層にも同じことが言えます。
採用が組織の評価を高めること、低くすること、大きな痛手を
蒙ること。事業・営業活動と同質として対応するという意識が
ないのであればその採用は再考されたほうがよろしいかと

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