人間は立場の動物である ~どのような立場でいるのが・・・~

2014年08月25日

本日の担当:たかた
 
ずっと以前「人間は立場の動物である」というような言葉を聞いた記憶
があります。
 
確か趣旨は、人は立場によって考え方や価値観、更には能力までもが
変わってくる。
といったものだったような気がします。
 
この『立場』というのは国籍や性別から職業、地位、続柄なども含まれる
のでしょう。
 
ただその中で、最も重要となるのはやはり職業と地位ではないかと思
います。
 
その他は自分で選択や目標とすることが、不可能ではないですが難しい
ものがあります。
 
ところで、周囲からも自分の立場を基準に評価されることが多いと思います。
 
最近、自分の立場が理解できていない人の話題が多いような気がします。
 
セクハラ野次もそうですし、号泣県議もそうですが、最近またぞろぞろ
出てきました。
 
ある人が今大会の高校野球で超スローボールを投げる選手に対して、
「・・・・のピッチャーのスローカーブ…ダメとは言わないが、少なくとも、
投球術とは呼びたくない。意地でも。
こういうことやってると、世の中をなめた少年になって行きそうな気がするが。
ハハハ」
と、ツイッターに投稿したことは皆さんご存知ではないかと思います。
 
ここでは投球術云々の問題はさておいて、
この方が有名な元テレビアナウンサーというところに多くの人は疑問を
感じているのだろうと思います。
 
テレビアナウンサーというのは、いわば言葉のプロであり、
「この言葉を発すると、人はどのように感じるか」ということに、
高い見識と能力を有しているはずなのに、
この人の言葉にはそれがまったく感じられません。
特に最後の「ハハハ」は人間として大事な何かが欠けているような気が
してなりません。
 
しかし現職にある時からこの人はそうであたっとは思えないのです。
もしそうであればあれだけ数多くの有名な番組を担当することは、
周囲が許さなかったはずなのです。
 
定年退職して仕事から離れても立派に第二の人生を歩んでいる人は
世の中にたくさんいますが、その一方で仕事をする必要がないという
状況に強い寂寥感を感じる人もいるようです。
その解決手段としてボランティア活動や趣味などがあるわけですが、
悪趣味には走りたくないものです。

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