セクハラ発言に物申す ~都議会でのヤジ発言~

2014年07月09日

本日の担当:たかた
 
前回に引き続き、女性問題に関する感想です。
先日東京都議会でとんでもないヤジが飛びました。
明らかにセクハラ発言であり、それが日本の首都東京の議会で出た
ことに、大変なショックを受けております。
しかも、最もひどい発言者は名乗り出ず、周囲の議員たちもかばい
合っているという卑怯千万な状況です。
一部では、そんなに大騒ぎするほどのことでもないという意見もあり
ますが、今回の問題は、日本人の心の奥底にいまもなお女性蔑視や、
女性を物理的な性の対象としか見ない浅薄な精神が眠っていること
を感じさせる事件であって、政治問題ではなく人権問題であり、決して
軽く見るべきではないというのが、私の考えです。
ましてや将来労働人口の減少が避けられない状況にあって、いまや
日本は女性の能力に期待せざるを得ない時代に来ているにもかかわらず、
未だにこのような精神の持ち主たちが政治のかじ取りを行っている
ことに恐怖すら感じます。
一方、ヤジを飛ばされた当の女性都議の方にも物申したいと思います。
この事件の後週刊誌でご本人の過去のプライベートな問題が取りざた
されていますが、これで以って抗議の姿勢を弱めることがあってはなら
ないと思います。
ヤジの発言者は当の女性都議本人に向けて言ったつもりでも、その
内容は世界中の女性を侮辱するものであり、そうした女性に対する
反動勢力に対して徹底的に戦うことが当の女性都議の使命であるはず。
双方今回の問題をはき違えることなく真摯に向き合っていただきたいものです。

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