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就活の役に立たぬ本などないのです!今日は『ルリユールおじさん』 (旧・歴オタの自学自習)

2014年06月23日

本日の担当:タカラ

 

本日も弊社スタッフブログにお越しいただきありがとうございます。

 

歴オタを標榜してこのブログを執筆しておりましたタカラと申します。

 

そろそろ、歴オタを名乗ることが心苦しくなってまいりましたので

(歴史が好きですが、好きなだけで詳しくはありませんので

 だんだん申し訳なくなってまいりました。)

 

今後は就活に直接、あるいは間接的に役立つ!と思った本を

ご紹介させていただければと存じます。

 

さて、以下本題。

__________

 

先日、とある工場に勤める友人から聞いた話です。

近隣の小学校の先生方が、見学におこしになったそうです。

その中で「うちの生徒の社会見学を受け入れてもらえないか」と話があったそうです。

 

結局、その友人の上長の判断で、人数や安全の面から受け入れはNGとなったそうですが、

私の友人は残念がっておりました。

 

友人、眉を八の字にして曰く

「生徒さんたちに見せたかったの。

 『あなたの町の工場で、こんなすごいことしてるのよ』って。

 自分の工場の自慢になっちゃうんだけどね」

 

 

…非常に羨ましく感じました。

誇り高く、「私の仕事はこうですよ、私の職場はこんな風ですよ」と発信できるその姿が。

 

 

そして、その姿に、私は『ルリユールおじさん』という絵本を思い出しました。

 

350_Ehon_11441.jpg

いせ ひでこ・作 『ルリユールおじさん』 講談社

参考URL: http://bit.ly/1ogfmuX (絵本ナビ)

 

「ルリユール」とは「もう一度〈糸で綴じる〉」という意味のフランス語だそうです。

壊れた本を修復し、新しい装丁をほどこして生まれ変わらせる職人、

それがルリユールです。

 

『ルリユールおじさん』の主人公は一人の少女。

植物が大好きで、自分の植物図鑑を大切に使っています。

ある日、その植物図鑑のページがばらばらとほどけ、壊れてしまうのです。

本屋に行けば新しい図鑑が買える。けれども、少女は自分の

植物図鑑を直すため、ルリユールのおじさんがいる工房を目指しました。

 

作中、こんな言葉が出てきます。

 

「ぼうず、あの木のようにおおきくなれ、名をのこさなくてもいい。いい手を持て」

 

先代ルリユール、おじさんのお父さんの言葉です。

いい手を持つルリユールの仕事は、どれほどの人を喜ばせて救うでしょうか。

もしかすると、ルリユールはその手だけで「これが私の仕事です」と言えるのかもしれません。

…ちょっと夢を見過ぎでしょうか?

__________

 

仕事に就くと、やりたくない仕事や気の進まない業務も発生しますね。

自分が就きたいと望んだポジションであっても、必ず発生します。

 

場合によっては、待遇が正社員から契約社員に変わったり、お給料が大幅に下がったり、

なかなか受け入れられないような事態も起きてきます。

 

受け入れられない条件だから、転職したり

やむを得ず従ったり

状況によっては見方を変えて(リフレーミング)、前向きに受け止めたり。

 

ルリユールおじさんのように同じ仕事を続けたとしても

途中で転職することがあったとしても

「これが私の仕事です」ひいては「これが私の生き方です」と言える

自分でありたいものです。

__________

《参考URL》

 

[ルリユールとは|コトバンク]

http://bit.ly/1rwTnp8

 

[物質としての書物 ~フランスにおけるルリユール文化~]

http://www.seinan-gu.ac.jp/gp/french_trip/2012/2572/

※西南学院大学文学部 外国語学科 フランス語専攻 ブログ

 

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