何となく使っているけど結構重要な単語【コミュニケーション③】
2014年05月19日
本日の担当:鬼退治
このシリーズで取り上げてきた「コミュニケーション」が多くの場合が
本来の意味をすり替えていかにご都合主義的に、ある特定層の為の
恣意的な目的を達成するための装置として使われていることを述べて
きました。
一方で関係性を誠実に見つめ、純粋な媒介としてのコミュニケーションは
確実に存在します。
このような場面に遭遇することは非常に稀なことです。
ある経営者との対話でそのエッセンスに触れたように思いました。
それは、組織が今、ここで、論理がどのように流れ、動きと動かすものが
どのように存在しているのかを把握する過程で経営者から出たある仮説を
聴いた時でした。
「仲が密過ぎるとかえって障壁となってしまう」ということを仰って
いました。
その「仲」は一般的な物言いで使われる「コミュニケーション」のことです。
逆説めいたこの考えが実は定着や人間関係等の職場で起こりうる問題に
大きな影響を及ぼす一因です。
多くの人が幼少期から成人になるまで一度は経験したり、感じたことの
ある場面ですが、小職も、もやもやと言語化出来ないでいた概念でした。
これに気づかず組織がどれだけ無駄なことに時間をかけ、費用をかけて
いるかを考えると気づくか気づかないかというのはその時点では影響は
無くても将来を規定してしまう強力なうずのような威力があります。
毎年新卒を採用しては定着せず辞め、懲りずに次の年も同じことを
繰り返し、せっかくピンポイントで中途で採用しても辞めということが
起きることの原因を現象で捉えてもその本質には絶対に届かないのです。
その本質を理解し対策を講じることで本来の解決となることをその経営者
の方はご理解し実践し、当然のように効果を出しておられました。
また、興味深い仮説をもう一つ仰っていましたが、続きは次回に述べたい
と思います。
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