対岸の火事と思うなかれ ~リーダーシップとは~
2014年05月08日
本日のブログ:たかた
先般起こった韓国での客船転覆事故はまことに痛ましく、
また心底怒りなしには聞いていられない事故(事件)で、
今もなお不明者がいる中さまざまな驚くべき実態が明るみになって
きています。
韓国大統領に対する批判も沸き起こってきており、先日、韓国
大統領府HPの自由掲示板に書き込まれた批判文書にアクセスが
殺到しているそうです。
産経新聞ニュースによると、この文章の作者はとある女性監督(映画?)
だそうで、掲載されるや24時間後には閲覧回数が45万回を突破
したとのことです。
しかし今回のブログは韓国大統領を批判することが目的ではありません。
なにしろかつて我が国にも、災害による非常事態に何の役にも立たなかったばかりか、
情緒不安定になって現場を混乱させるだけだったと批判された総理大臣が
いましたから、よそ様のことをとやかく言える立場ではありません。
私が今回この話題を取り上げましたのは、その書き込みの中に記述されている
”リーダーシップ論”についてです。
私は仕事がら”リーダーシップ論”や”マネジメント論”を目にする
機会が多いのですが、この書き込みの中にある”リーダーシップ論”
はこれまで見たことがないほど端的で見事なものでありました。
単によくある批判ならばアクセスがここまで殺到しなかったのではないか
と思います。
以下、産経新聞ニュースの中から抜粋し、
余計な論評を差し控えてこのブログを終わります。
《今回、大統領は、大統領として任務を遂行しなければならない、
とても重要ないくつかのことを逃した》
《まず、大統領は自分がしなければならないことが何なのかも
分からなかった。
大統領が(遭難者の)救助方法について悩む必要はない。
リーダーの役割とは、適切なところに責任(権限)を分け与え、
下の人々がその中で最大限の力を発揮できるようにし、
現場で問題が生じた場合にはその責任を負うことが基本だ。
特に、下の人々が互いに調整がつかず右往左往するようなとき、
これに対して秩序を与える役割を果たさなければならない》
《大統領がしなければならないことは、現場に駆けつけて負傷した
生存者に会って、慰めるようなことではない。
そんなことは一般人でもできることだ。
「救助がなぜできない!」「最善を尽くして救助しろ!」「責任者を厳罰に処する」
-そんな怒号は誰でも浴びせることができる。
大統領がすべき仕事は、そんなことではない》
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