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拝啓 就活中の学生さん、肩をもみながら自己分析するきもちわるい社会人より ~歴オタの自学自習~

2014年04月09日

本日のブログ担当:タカラ

 

日に日に暖かくなってきましたね。

皆様、いかがお過ごしでしょうか。

長らく、上司の肩を、もんでいない。

たまごっち氏さん(隣席)の肩も、もんでいない。

だから、私は調子が悪いです。

 

こんにちは。アルファテックの歴オタ、タカラです。

本日も弊社スタッフブログにお立ち寄りいただきありがとうございます。

どうぞ、ごゆっくりお楽しみくださいませ。

 

== == === ==== ===== ==== === == =

 

今まで「私もそうなんです」と同意を得た例がない

マイ・フェイバリット(お気に入り)として

  『肩もみ』   …が、挙げられます。

肩もみされる方ではなく、肩もみする方。

 

そう、私タカラは肩もみが大好きなのです。

 

首のラインを人差し指から小指の四指で押し

肩甲骨をほぐすべく親指を入れ

時に掌底をも挿しこみとか

背骨に沿って親指を上下に滑らせる

 

そんな肩もみが、好きなんです……。

 

肩もみができないから私の調子が悪い、という冒頭文は

“風が吹けば桶屋が儲かる” という

一見わからない因果関係でも何でもなく

要は好きなことをできない 欲求不満 です。

 

あら、わかりやすい。

 

= == === ==== ===== ==== === == =

 

しかし、「好きこそものの上手なれ」とはよく言ったもので

肩もみが好きで、色んな方の肩をもむ内に

「上手だね」とおっしゃっていただくことも

少しずつ増えて参りました。

 

  肩甲骨をもむのが上手だね、とか

  首のラインはちょっと苦手なんだね、とか

  今日は特にツボにくる押し方だね、とか

 

およそ自分ではわからない・気付かないことを教えてもらいつつ

もんでおります。

 

そもそも、(もまれる方ではなく)もむ方が好きな人は

世の中そんなにいないということも

言われて初めて知ったことでした。

 

「(肩を)もませてください」と言われたのは初めてだ、と

たまごっち氏の言が蘇ります。

 

日々は学びに満ちている、と思ったものでした。

 

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履歴書あるいはエントリーシートに[長所・特技]を書く機会もあるでしょう。

 

そんな時、皆さんはすんなり書けますか?

私は、すんなりとは、書けません。

「肩もみ」とも書けません。実績がございませんので。

 

しかし、肩をもみながらこんな 自己分析 を編みだしました。

 

私はこの方法で、一回の履歴書作成に付き、最低3パターンは準備できました。

私は一人しかいないにも拘わらず、です。

 

おぉ、好きこそものの上手なれ、芸は身を助く、棚から牡丹餅、ヒョウタンから駒。

 

 

★☆★ ここから自己分析スタートです ★☆★

 ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  

 

 1) まずは自分で考えます。どんなに案が出なくても、まずは自分でひねり出します。

 

このとき、履歴書には書けないよなぁ、と思うことでもOK。

 例)肩もみが好き、人に接する(文字通り)が好き、人と話すのが苦にならない、

       弟妹を溺愛している、お米が大好き、おやつが大好き、几帳面…など。

 

思いつかなければ、好きな食べ物やタレント・歌手に思いをはせてください。

  例: お米(白いご飯)

 

次に、どれくらい食べてるとか、どれくらいライブを観に行ったとか、数字に直してみてください。

  例: 一日三食、一週間ほぼ毎日、外食のときもパンよりお米の頻度が高い

 

それぞれに「…のために」を付けて、続きの文章を考えてください。

  例: 一日三食(お米)のために、スーパーのお米特売日をチェックしている。

            一週間ほぼ毎日(お米)のために、休みの日に炊いて冷凍している。

            外食の時もパンよりお米の頻度が高いために、定食屋やそのメニューに詳しくなった。

 

ここまで来ると、計画性、情報収集力、節約志向、リサーチ力が垣間見えてきます。

それを支える説得力ある理由(私はお米が好きで…)も自動的にくっついています。

 

とにかく、一人でブレインストーミングをしてみてください。

考えることは自分の中でアウトプットをし続けることです。

 

 

 2) 家族、友達など、親しい第三者に「自分は1) だと思うのだが、どうだろうか」と尋ねます。

 

人に意見を求める場合、『YES or NO』で答えられる質問の方が

相手は答えやすい、という話があります。

まったく白紙の状態で質問すると、相手も答えづらいものです。

 

1)は、相手の意見を引き出しやすくするテクニック かつ 誠意の表れ です。

客観的な意見を、相手の時間と脳細胞を割いて頂戴するのですから

自分の意見を持つ、という最低限の誠意を見せましょう。

 

面接の後のお礼状のように、後から見せる誠意もあれば

先に見せる誠意もあります。見せるタイミングに前後があったとしても、

判りづらい見せ方しかできなくとも、誠意は常時携行してください。

 

もし、貴方が意見を求められる場合は、自分の考えと

1)とにギャップがあるかないかをまず答えましょう。

その後で、ギャップの有無を補足する意見を述べるとよいでしょう。

 

結論から始めて、その理由を述べる、という

ビジネスライクな会話の練習になります。

家族や友達が相手だと、ついだらだらと井戸端会議に

突入しがちですが、面接の練習になると思えば

モチベーション高く臨める筈です。

 

 3) 2)でもらった意見を持ち帰ります。

 

1)の主観と2)の客観を3)で統合します。

当然、2)の段階でメモをとっている筈なので、持ち帰っている筈ですね?

 

説明会や面接の前後だけがメモを取る場ではありません

普段からメモをとる癖をつけましょう。

メモを習慣化するついでに、自分にとって使いやすいメモ帳・ペンも

ここで判ってくるので一石二鳥です。

 

ちょっと話が脱線しましたが、1)の段階では一般受けしない言葉だったものも

2)の段階で大分スタイリッシュになっています。

得てして、自分では思いつかなかった言葉は他者の口から出てきます。

いつまで待っていても、なかなか言葉の妖精さんは一人では捕まえられません。

 

もし、相談相手が、突拍子もない言葉を遣ってきたら

「何でスタイリッシュにしてくれないねん」とすねるのではなく

「よっしゃ!ネタいただきました!」と喜びます。

ポジティブシンキングも養うチャンスが降って湧いたと思ってください。

 

履歴書・ESにおとし込む言葉を作るところ、ここは貴方の腕のみせどころです。

 

どれか一つに絞るのではなく、自分を語る言葉にバリエーションを持たせましょう。

一つのことに対して幅広い表現をする力は

面接でも役に立ちますし、メール文、手紙文でも役に立ちます。

 

  例えば、春のあたたかさを伝えるとき、

  普通「桜のつぼみもふくらみ始め…」とするところを

  爬虫類・両生類が好きな友達には

  「そろそろお友達が起きてきますね」と書くとか。

  (そんな書き出しは見たことがありませんが、あくまで例です。)

 

幅広い表現を思いつけるようになると、「この人にはこの言い方(書き方)」と

相手を思いながら表現できるようになります。

 

貴方は書類選考・面接を受ける立場でありながら、

選考側のことも思えるようになるのです。

 

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こんな感じで、毎回3パターンほど、バリエーションを持たせて作成しております。

 

ところで、よく「内定はゴールではなく、通過点」と申します。

 

就職と、卒業という学生生活の「ゴール」が重なるため

どうしても内定にゴールという雰囲気がつきまといますが、

 

小学校卒業が人生の通過点だったのと同じように

内定もやはり通過点です。

 

就活中に培ったものは、その後の人生で貴方を助けてくれます。

それは、仕事においてもプライベートにおいても。

 

数字に直す考え方、アウトプットをし続けること、

常に誠意を持つ、ビジネスライクな会話、

主観と客観の統合、メモの習慣、

ポジティブシンキング、相手を思いながら表現する

 

1)~3)の中だけでも、その後の人生に役立つことが

これだけあります。

 

しんどい分、必ず得られるものはあります。

貴方のサクラがサクことを、心の底から願っております。

 

敬具