3月号特別付録!?
2014年03月03日
本日のブログ担当:鬼退治
標題は子供向け月刊誌に本誌と共に必ず付属するものです。
紙製作の造形物やヒーロー関連商品のレアアイテムまで、
付録といいながらも販売を左右する磁性を持っています。
その付録は多くが、作ること、作ったもので遊ぶことに重きが置かれています。
デジタル製品全盛の時代に紙にこだわり、作ることへのこだわりに
最近レディーメイドのシステム化されたものばかりにしか関わっていない
小職は考えさせられます。システム化された製品は可能性を拡張してくれて、
その恩恵を受ける一方で、自分で考えてみる、作ってみることのバランスを取ることが
大事だと感じます。
また、付録の企画もさることながら作る子供、保護者への作りやすさを工夫した
設計力も特筆すべき点です。
さて、前置きが長くなりましたが今回は付録にある紙製作のパーツどうしを繋ぐ
のりしろというものがあります。そののりしろについて考えてみます。
組織はのりしろがあって形となる。このことは何を表しているのでしょうか。
形の違うものが繋がることであり、繋がりによって情報やメッセージを発すること
空間と場所を占有する構成全体と部分であること。
十分なのりしろがあることにより、強度が高まりその存在性にも影響する。
これを裏返して見てみると課題が浮き彫りになります。
さらにいうと一見存在しているようでも実体として存在していないのです。
その形自体が部分として輪郭をみせていても全体としての輪郭が無く何も
発していないのです。部分は情報を発していていも限界があります。
十分なのりしろがあることにより繋ぎ合ったもの同士が活かしあい、全体を構成する。
出来た全体は何を提供するのかを力強く発信する。また、受け手の可能性をも拡げることが出来るのです。
そして、繋ぎ合ったことにより双方の間に情報が流れます。
十分なのりしろによって繋ぎ合った部分が多くなれば情報の流通量が増大し、
力となり外部に向かっていきます。そこに存在する意味があるのです。一方で個が
別のネットワークの中にのりしろを見出し繋がることもあります。このことはむしろ
のりしろの新しい形としての可能性だと考えます。
全体としての組織が存在するのは構成があり、繋ぐ何かがあるのです。
組織に十分なのりしろはありますか?
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