ちょっとそこのお嬢さんたち in 阪急電車 ~歴オタの自学自習・番外編~
2014年02月23日
本日のブログ担当:タカラ
本日も弊社スタッフブログにご訪問いただきありがとうございます。
今しばらくお付き合いのほどよろしくお願い申し上げます。
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12月から大学3年生さんの就職活動がスタートしました。
バスに乗っていても電車に乗っていても
時にたのしそうに友達と会話し、時に不安そうな瞳で車窓を見つめる
リクルートスーツの皆さんをお見かけいたします。
さてさて、本日は、ある日阪急電車内にて出会った
お二人の女性の会話を聞きながら
ふと思ったことをつらつらと書かせていただきます。
・・・・・・・・・・・・・・・
このブログで「歴オタ」の名を遣わせていただいております
私タカラでございますが、
実はただの『歴史小説好き』であって
歴史への造詣は深くない、どころか浅瀬でぱちゃぱちゃです。
日本史を学校で学んだのは中学校まで。
あとはTVを観て、歴史小説を読んだ程度です。
では学校で何を勉強していたかといえば
農学部で海洋微生物をやっておりました。
「理系」と称されることもたびたびですが、
いつも違和感を感じます。
学問分野の細分化だとか
理系にさまざまなジャンルが含まれるからとか
理由は色々ありますが
おそらく一番の理由は
学問って、理系と文系に分けられるもんじゃないだろう
と、思っているからでしょう。
親友の一人が 「科学史」 を研究しています。
学生時代は中世ヨーロッパの物理学を研究していたそうで
コペルニクスだのオイラーだのの話を教えてくれました。
(そして毎回私が忘れるので苦労をかけました。)
かの人が勉強したいことは、
文系と呼ばれるヨーロッパ史とラテン語と
理系と呼ばれる物理学の知識と
どちらも必要とするジャンルでした。
海洋微生物だって、赤潮だとか森林伐採だとかの
社会問題と切り離して考えることはできません。
考えてみれば、学問に限らず
何か一つしていれば完璧!
これさえしていれば他は考えなくていい!
・・・というものは世にない訳で。
専門知識が必要な仕事も
特殊な技術が必要な仕事もあるけれど
文系だから理系だからって
二の足踏んでたらもったいないよ。
・・・とリクルートスーツさんたちの会話に
聞き耳を立てつつ思うのでした。
がんばれ就活生!!!
___________________
★★★ 文末オマケ 理系と呼ばれるときのそこはかとない苦悩物語 ★★★
なぜ苦労しているか。
理系と言っても
機械系もあれば情報系もあれば建築系もあれば
畜産系もあれば微生物系もあれば植物系もあれば
DNAをいじる人もいれば
タンパク質をいじる人もいれば
深夜まで地下室で実験をする人もいれば
演習林でサンプリングする人もいれば
農場で稲刈りする人もいれば
牛舎で牛のお産を見ている人もいるのです。
後半ほぼ農学部の内容ですけれども
工学部も理学部もそれぞれのジャンルで
それなりに困っていると思うのです。
文学部の人も、源氏物語をやっていた人もいれば
万葉集をやっていた人もいれば
エドガー・アラン・ポーをやっていた人もいるでしょう。
それなりに分野が細分化したせいだとは思いますし
自分と専門が違う方にある程度わかりやすく
自分の勉強したことを伝える『プレゼン力』は要ると思いますが
理系と文系に二分するメリットは何もないような気がします!
ついでに、理系というだけで数字に強いと思われますが
さして強くないと非常に気まずい。
(そして私はさして強くないのです。)
(文学部出身の弟の方がよほど強い。)
あと、理系の話が新聞に出ていたと話を振られて
よく話を聞いてみたら全然知らないジャンル
(私で言えばロボットの開発とかヒッグス粒子とか)でも
話に乗れないと何だか気まずい。
(話題としては面白いし、それで会話が進むならともかく
説明を求められると非常に困る。)
「理系なのに歴史が好きなの?」と尋ねられると
理系って何だろうと当事者ながら思います。
理系の定義って、何なんでしょうね?
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