「築き」は「気付き」 ~たまごっちのグッジョブ引き出し 成長記 CDA編~

2013年10月16日

こんにちは。たまごっちです。

この前、TVで観てから一度行ってみたいところがあります。

兵庫県・朝来市の竹田城。
この季節になれば、雲海に浮かぶ姿が美しく
まさに日本のマチュピチュのようです。

竹田城の石垣ですが、築城から400年経ても
崩れずに残っているそうです。すごいですね~~

この石垣は野面(のづら)積みというそうです。
自然石を組み合わせ、石の形は整っておらず
見た目はボコボコ。でも耐震性に優れています。

対して、江戸城の石垣は形が整っている石を積んであり、
見た目は整然としていてキレイです。
江戸の幕府が石垣で権威を表したかったようです。
しかし野面積みよりも弱く、地震でズレてしまいます。

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ここで思いました。
江戸城のような石垣を築いている企業やキレイでいようという組織人が多いのではないかと。

同じ趣向性の集団内にいると居心地がよく
傍から見ると効率化が図られて意思統制がきっちりして、素晴らしく見えても
不測事態に陥ると意外と組織の統制が崩れ、危機を乗り越える力が不足してしまうかもしれません。
 
江戸城の石垣が脆い原因は表面でしかお互いを支え合っていないためです。
野面積は奥まった所でお互いを支え、自然体のまま組織(石垣)を形成しています。
組織においても野面積のように、異なった者同士が深い所で複雑につながり、
違う考えを出し合い、切磋琢磨し合えば、支えあう力も強くなると思います。
 
個人が個性を発揮できる環境でお互いの個性に興味を持ち、良く知り、認め合った先に
耐久性のある組織ができ上がるでしょう。
 
石垣の「築き」は組織において思慮深い「気付き」を与えてくれるものだと思います。
 

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