教育を『徒然草』より教わる ~歴オタの自学自習~

2013年09月02日

本日のブログ担当:タカラ(歴史オタク一年生)
 
 
弊社スタッフブログへのご訪問、ありがとうございます。
本日は歴史オタク(歴オタ)一年生の私タカラが担当させていただきます。
 
今少しお付き合いいただければと存じます。
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突然ですが、
  “あやまちはやすき所になりて”
 
これを見て懐かしい!と思った貴方様、
得意な科目は国語ではありませんか?
 
『徒然草』 by 吉田兼好の「高名の木登り」に出てくるフレーズです。
  失敗(あやまち)は
  気を抜いて安心した時(やすき所)で起こる
というお話ですね。
古典の言葉ですが、現在でも十分過ぎるほど通用する内容です。
 
…そういえば、つい先日もこんなことがありました…。
 
 
私どもは求職者の方にお仕事を紹介する際、
事前に面談を行います。
 
履歴書・職務経歴書からは見えてこない
スキルやご経験(もったいない!)を確認させていただき、
紹介するお仕事の説明をするためです。
 
一度面談の約束をした後も、
直前にお電話して当日の確認をするのが常なのですが、
 「この方はこまめに連絡をくれるし、
   約束もはっきり覚えてられるだろう」
 「意欲的な方だから、絶対に来てくださるだろう」と
気を抜いて連絡を怠ってしまいました。
 
ところが、
  面談当日に「やっぱり止めておきます」というご連絡が…(涙)
 
兼好法師が680年も前に忠告してくれていたのに。
他のスタッフや兼好法師に申し訳ない気分でいっぱいです。
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ところで、「教育」というと
スキル(技術)や知識といった
形あるものを教える、というイメージがありませんか?
 
しかし、高名の木登りがお弟子さんに
技術(高いところに登る、枝を切る)だけでなく
「あやまちはやすき所になりて…」と教えたように
本来は
 心構え・マインド・想いなど、
目に見えないものを教えることも「教育」と呼ぶのでしょうね。
 
新入社員は日々学ぶことばかりです。
先日の失敗の後も、上司からありがたい教育を頂戴しました。
アルファテックの一員として
 求職者の皆様の良き内定、
 企業の皆様の良き採用・育成活動のお手伝いができるよう
成長していきたいと思います。
 
どうぞ今後ともアルファテックをよろしくお願い申し上げます。
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■兼好法師はもういませんが、弊社には育成支援サービスがございます。
→ http://alphatec-co.com/service/training.html
 
■参考URL
[徒然草 『高名の木登り』 現代語訳と解説 / 中学国語(マナペディアより)]
  http://manapedia.jp/text/index?text_id=1652

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