就活の役に立たぬ本などないのです! ~『この本が、世界に存在することに』~

2014年12月16日

本日の担当:タカラ

本日も弊社スタッフブログにお越しいただきありがとうございます。

今回は角田光代『この本が、世界に存在することに』(メディアファクトリー)をご紹介いたします。

本好きには、恐らくたまらない一冊かと思います。

この本が、世界に存在することに(小).jpg

さがしもの(小).jpg

 

  

 

 

 

 

文庫版では『さがしもの』という名前で売られています。

[角田光代『さがしもの』|新潮社]http://www.shinchosha.co.jp/book/105824/

 

『スミスの本棚』を紹介させていただいた際に角田光代さんの言葉を引用しました。

http://alphatec-co.com/blog/2014/11/post-312.html

読むということは受け取る行為、受動的な行為だと思っていたのが、実はそうじゃなかった。

 読むほうも、能動的にかかわっていくものなんじゃないかって考えるようになったんです。”

(『スミスの本棚』より引用)

 

今回の『この本が、世界に存在することに』を読んでいると、あたかも本の方から私達に

能動的に働きかけてきているような心持になります。

きっと、「読書」という行為は、静かな交渉なのでしょう。

本と私、作者と私、作者と本(作品)。

 

本好きな皆様、是非是非ご一読を!

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