就活の役に立たぬ本などないのです！【悩めるみんなの統計学入門】

2015年02月26日

本日の担当：タカラ

 

本日も弊社スタッフブログにお越しいただきありがとうございます。

本日は　中西達夫『悩めるみんなの統計学入門』（技術評論社）をご紹介いたします。

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イラストの可愛らしさと仰々しい「統計学」の文字のギャップが目につき、

思わず手を伸ばしてしまった一冊です。

 

お仕事でデータ解析や統計の知識が必要な皆さん！

「Excelの作業から始めたので、今一度、意味を復習したい」という方、

「自分は理解しているが、チームメンバーに教えないといけない」という方に

オススメの一冊です。

 

先にお伝えしておきますと、この本ではExcelの操作や関数はまったく教えてくれません。

その代わり、統計学の基本的な言葉や計算を、イラストと例でこれでもかと

やさしく判りやすく示してくれます。

 

あっちのスーパーとこっちのスーパー、どっちがお得？という比較から

決算書や新聞の経済面を睨んで景気の動向を予測するところまで、

数字を読み解く作業は慣れと練習が必要ですよね。

何事も、練習するにはまずは基本が大切です。

 

かく言う私も、同僚に尋ねられて何も答えられなかったので復習中です。

（大学で勉強したことも使わないとこの通りです…トホホ。）

一度基本に立ち返って、荒波を乗り切って参りましょう。

 

☆参考URL☆

［ビッグデータを語る前に統計学の６つの基本を知っておこう！- NAVER まとめ］

http://matome.naver.jp/odai/2140351998706364201

＿＿＿＿＿以下、お時間のある方はご覧ください＿＿＿＿＿

 

■□■今回の本の概要■□■

 

主人公（ナビゲータ？）は女子高生の優衣。

彼女の日常に沿って統計の話が出てきます。

例えば「標本」の章は下記のように始まります。

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【「標本」の章のスタート部分（概略）】

家で優衣がテレビを見ているとお母さんが「見過ぎよ！」と叱る

　↓

優衣は「私の平均視聴時間は２時間半／日。雑誌の平均では３時間40分。

決して見過ぎではない」と反論する。

　↓

お母さん「調査対象が『全国から無作為に選んだ3000人』と書いてある。

3000人の調査で日本全体1億2000万人の平均値と言えるのか。

優衣が見るような雑誌だから、優衣の喜ぶような人ばかりが調査対象に違いない」と

更に反論する。

　↓

確かに3000人の調査で「日本全体の平均値」と言えるのでしょうか？

優衣はテレビの時間を守れるのでしょうか？

以降、「標本」の解説につづく…。

 

 

ちなみに章の最後で、3000人から算出された平均値は

日本全国の平均と同等と信頼される、と優衣が算出します。

すごいな、優衣…。

このように、統計は娯楽を守るためにも使えるのです☆